capriciouslifeの日記

悠々自適な生活を目指す30代会社員です。日々の生活で気づいたことや疑問に思ったこと、学んだことを書いていきます。自分の備忘録もかねて

資産形成の教育って本当にできるの?

先日、「2022年4月の高校学習要領に資産形成に関する内容が盛り込まれる」という記事を見た。
決定したのは2019年の秋頃なのだが、実施まで1年を切って改めて記事になったのだろう。
 
実際は、教える側がこの変更についていけないとか、学生が興味を示さないなどの理由で
世間的に浸透するには多少の時間がかかると思う。
ただ、ひとつ思うのは自分が教わっていないことを教える先生方は大変だろうなということ。
 
私も含めて、ほとんどの日本人がお金の価値観を学ぶのって身の回りの環境
もっと具体的に言えば、育った家庭環境である。
しかしながら、世間的にお金の話がタブーとされる日本において
家庭内においてもお金の話がされることはまずない。
これではマネーリテラシーが高まるはずがない。
 
一方で、ここ数年お金について学ぶ機運が高まっている様に思う。
具体的なきっかけが何かというのはわからないが、2019年の年金2000万円問題は大きな転換点だったと思う。
 
私自身、以前から積立投信をしたり、1人暮らしを始めたことをきっかけに家計簿をつけたりと
お金のこと”考えてそうな”ことをしていたのだが
実際にちゃんと情報収集し始めたのは2019年末頃だったと思う。
 
 
ところで、そもそもお金とはなんなのだろうか。
大事なものであることには間違いないけど・・・
 
 
私の思うお金の定義は、、、実は2つあります。
1つ目は、面白みがないですが、「道具」です
 
3つの機能をもった道具。
中学の時に習ったのを思い出すかもしれませんが、その3つの機能とは
・交換機能
・保存機能
・価値尺度
 
 
もう1つの定義ですが、こっちは今の資本主義社会において重要な意味を持つと思います。
それは、お金とは「結果」ということです。
 
皆さんはどういうとき・モノにお金を払いますか。
大きくは次の3つだと思う。
・必要なものと交換するとき・・・家賃、食事、服など
・生活が便利になるとき・・・・・スマホ、車など
・娯楽など欲求を満たす・・・・・漫画、ゲームなど
 
いずれも自分にとって有益なもの、役に立つものにお金を払うはず。
ここでいう有益とは必ずしも機能性に限ったものではない。
かばんを例にすると
ブランド品は数万円~であるのに対し、ノーブランドのエコバッグなんかは数千円で買えたりする。
機能面だけ見れば、間違いなくエコバッグを買う。
 
でもそうでない人もいるのはなぜか。
それはブランド品にしかない魅力(ブランドイメージそのもの、デザインなど)があるから。
機能面ではなく、そういった非機能面に魅力を感じるのならブランド品を選んだほうが良い。
 
 
ただ、ここで勘違いしやすいのが
高価なもの=高い価値を持つ
ということ。
実際、高価なものは手間ひまがかかっており、品質が高いものが多い傾向にある。
しかし、品質が高いことと、”自分にとって”価値が高いこととは必ずしも対応しない。
 
繰り返しになるが、デザイン等に興味がない人にとっては
ものを持ち運びできる袋状のものがあればよく、ブランドのロゴマークなどは無駄でしかないから。
 
もちろん”無駄”が全て悪いとは思わない。
無駄遣い、すなわち浪費するからこそ人生を豊かにすると私は思う。(浪費し過ぎはダメですよ)
 
 
私の思うお金の定義を書いてきたが、お金の定義に正解はない。
私の定義に反対する人もいると思う。
 
でも、なにも考えていなければ反対も出来ないし
ましてこども教えることなんて出来るはずがない。
 
お金持ちになる方法は教えられなくても
お金で失敗しない人を育てられる大人が増えればいいなと思う。
 
そのために自分も精進!