GIGAスクール構想が家庭に及ぼす影響
GIGAスクール構想において、今年4月1日から小中学校の生徒1人に1台のパソコンを整備する動きになっている。
小中学生がいる家庭で、そのこどもが親にパソコンの使い方を質問するとしたらどうだろう。
いきなり話が派生するが、私が高校卒業してまもなく高校の指導要綱が見直された。
ごくごく簡単に言えば、学校や塾の先生(アルバイト含む)が、自分が習っていないことを教えなければならなくなるということ。
しばらくは外部講師で賄うのだろうが、その外部講師だってどこから選んでくるのか。
外部講師ということになれば、新たなビジネスチャンスとして捉えられるが、これが家庭内ではどのようなことが起こるか。
今の学生はデジタルネイティブと呼ばれており、パソコンよりスマホを扱うのが得意という人が少なくないらしい。
今はスマホでなんでも完結してしまう時代。
私自身、IT導入企業に務め比較的そういうリテラシーは低くないほうだと思うが、やはりハッシュタグ検索だの、新しいSNSアプリだのついていけていない部分ももちろんある。
しかしながら、世の中にはパソコンを使わない仕事、すなわち肉体労働についている人も多く、(偏見かもしれないが)ネットで行う手続きには疎いのかもしれない。
というより、これまで頭を使ってこなかった人が肉体労働に従事しているからかもしれない。
もちろん、業界的にパソコンの使用頻度が少ない、使っても汎用的な使い方ではないというのはあると思う。
でも、少しずつでもパソコンに触れたり、ネットで全て手続きを行ったりすることに慣れておかないと、どんどん時代に取り残されそうで怖い。
冒頭の話に戻るが、そもそも学校で習った内容を親に質問するこどもがどれくらいいるかは分からない。
ただ、今後も学習要領の見直しや今回のように"教材"が変更になったとき、今後ますます親の教育レベルがこどもの教育レベルに影響を及ぼすのだろうと思う。
もちろん、こどもは未来を担う存在であり、まず教育の対象にすべきとは思うが、こと日本においては大人への教育も考えなければならないのかもしれない。
私も日々勉強し、行動し続けなかればならないと思う。