最大の贅沢は○○すること
夢をかなえるゾウ4を読んで
主人公は、(おそらく30代半ばの)会社員男性。
医者から余命3ヶ月を宣告され物語が始まる。
ビジネスや自己啓発のエッセンスを、物語としてまとめ、読みやすくまとめたものが本書です。本書に出てくるガネーシャとは、ゾウという人間の身体にゾウの頭という特徴的な姿をしたヒンズー教の神様です。
本書では関西弁でオヤジギャクが好きというコミカルなキャラクターに描かれています。
主人公はある”夢”をかなえるために、ガネーシャから与えられた課題に取り組んでいく。
詳細はネタバレになるので控えますが
いくつか成果をクリアしていき、成果が見えだしたときに物語が大きく展開します。
シリーズとして4作目となる本書は、「死に向き合う」ことがテーマとなっています。
人間は統計的に、死に際に同じことで後悔するといいます。
・本当にやりたいことをやらなかったこと
・健康を大切にしなかったこと
・仕事ばかりしていたこと
・人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
・死の準備をしていなかったこと
・生きた証を残さなかったこと
などなど
健康についてであれば、病気になって初めて健康であることのありがたみが分かる。
「若い時は多少無茶をしても」みたいなことを言う中年がいるが
文字通り無茶をしているから、いつかそのツケが回ってくる。
そのツケを無茶の勲章として一生誇れるならその人の価値観に合っているのだろうが、そんな人は滅多にいない。
結局、一時の無茶はいつかの後悔になるのだと思う。
本書を通じ、また、上記のような実例を踏まえて感じることは
今の時間を”大切に”生きることが、将来の時間を確保することにつながるということ。
今、なんだかんだ言い訳をしていると、いざ死を目の前にして時間が欲しいと思っても
限られた時間の中ではできないことも少なからず出てくる。
時間がある今、この先の人生で一番若い今だからこそ
情熱を持てることに時間を費やすことが、最大の贅沢だと思う。
少し飛躍した意見だったかもしれないが
他にも非常に深い学びが得られる本です。
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